ETCカードを家族で使う方法はどうすれば良いのか?

地方などの車社会では家族全員が免許を持っていて車を複数台持っていたり、共有していたりする場合があります。

ひとりひとりがETCカードを持つことができればいちばんよいのですが、主婦やフリーターなどが家族にいる場合なかなか個人でクレジット付きのETCカードを持つことが難しかったりします。

デポジットを払ってまでパーソナルカードを作りたくないし、そんなに普段高速を使うことがないからETCカードを作るのも面倒・・・そんな時はどうすればよいのでしょうか?

ETCカードの貸し借りは可能?

ちょっと旅行で高速に乗るだけだから家族の了承も得てるし、ETCカードを借りて運転しよう、そう思った人もいるかも知れません。

ですが、いくら家族の了承があったとしても家族間のETCカードの貸与は固く禁止されています。

もちろん友人や同僚なども不可です。

カードの利用規約には「第三者」への貸与は禁止と明記されていますので絶対にやめましょう。

実際に貸与したETCカードで走行することはできますが、万が一事故を起こした時などは大変です。

家族カードについて

収入がない学生や主婦でも家族に借りたりパーソナルカードを作ることなく、ETCカードを作成することができます。

それが「家族カード」です。

家族カードとは、ETCカードを発行したクレジットカード会社へ申し込むかたちになります。

まず家族カードとしてクレジット機能のあるカードを発行してもらい、同時に家族カードとしてのETCカードを付帯で申し込むことが可能です。

メリットとしては、家族カードであっても本カードと同じサービスや特典を受けることができます。

クレジットカード特有の事故の保証があったり、ポイントやマイルが合算される、家計の面で財布がひとつにまとまる、といった面でメリットがあります。

デメリットとしては、明細がひとつになってしまうため、誰がどれだけカードを使用したかがわかってしまう、といったプライバシーの面が気になるところでしょうか。

家族カードのマイレージについて

マイレージについてはどうでしょう?実は、マイレージについてもETCマイレージサービスに家族カードを追加登録しておけばマイレージのポイントについても合算することができます。

条件として、マイレージサービスに登録している車載器1台につき追加登録できるカードは4枚までと定められていますので、それ以上登録したい場合はもう一台車(車載器)が必要になります。

ETCカードを変更した場合や有効期限が近いとき

今使っているETCカードだけど、ショッピングの優待や特典の面でどうしても使い勝手が悪く他社のETCカードに切り替えたい。

商業系のカードを使っていたけれど、引っ越しで近くに店舗がなくなってしまったため作り直したい・・・ETCカードの切り替えを考える人は多いものです。

その際に必要な手続きやどのような点に注意したらよいのでしょうか?

ETCカードを作り直した場合

新しくETCカードを作り直した場合、心配なのはマイレージではないでしょうか。

今までのカードで貯めてきたマイレージサービスのポイントが無駄になってしまうのではないか、と思うかもしれませんが、ETCカードを変更してもマイレージ(ポイント)は引き継げますので安心しましょう。

マイレージサービスにログインし、「カード情報の変更」から新しいカードを登録することにより今までのポイントを引き継ぐことが可能です。

ETC利用照会サービスについても手続きが必要です。

利用照会サービスはマイレージサービスと若干手続きが異なり、ETCカードを追加登録するようなかたちになります。

その後、変更前のカードの情報は削除しておきましょう。

なお、利用照会サービスは、450日間利用履歴がないと自動的に解約扱いとなりますので注意が必要です。

マイレージサービスも利用照会サービスも郵送での手続きが可能ですが、インターネットの手続きの方が便利です。

ちなみに、故障やその他の理由で車載器を変更した場合は特にETCカード自体の手続きは必要ありませんが、マイレージサービスの登録内容を変更することは必要ですので忘れないようにしましょう。

ETCカードの有効期限が近づいてきた場合

ETCカードの有効期限が近くなってきたら、こちらから連絡しなければ失効になってしまわないかなど、心配になる人もいますが、一般のクレジットカードと同じように基本的に自動更新のためその点は安心です。

有効期限が切れる1か月~数週間前に郵送で新しいカードが届きますので期限が切れるまえに差し替えておきましょう。

万が一届かない場合は何らかの原因が考えられます。

例えば、

・長期間ETCカードを利用していなかった

・引っ越しをしたが、カード会社に住所変更の届けを出していなかった

・ETCカードの利用額の支払いを行っていなかった

・クレジットカードの支払いを延滞していた

などです。

この場合はカード会社へ連絡し、しかるべき対応を取るようにしましょう。

ETCカードのお得な使い方 マイレージ編

ETCカードを持つドライバーなら必ず登録しておきたいサービスが「ETCマイレージサービス」です。

ETCマイレージサービスに登録しておくと、いったいどんないいことがあるのでしょうか?

ETCマイレージサービスの仕組み

ETCマイレージサービスは、NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本高速道路、阪神高速道路、本州四国連絡高速道路のいわゆる「五会社」によって共同で運営されている、高速道路の道路料金割引サービスのことを指します。

道路の走行料金に応じたポイントがマイレージとして貯まり、次回以降の高速走行時に割引を受けることができます。

ETCカードを頻繁に利用するドライバーにとってはオススメのサービスなのでぜひ利用しましょう。

ただし、サービスを利用するには会員登録が必要なためETCカードを取得したらすぐに申し込みましょう。

貯まったポイントの使い方

マイレージサービスのポイントは走行月の翌月20日に付与されます。

ポイントを無料通行に利用できる還元額に交換するにはマイレージサービスにログインし、「ポイント交換」のリンクをクリックして手続きすることが必要です。

毎回ポイントを確認して還元するのが面倒という人には「自動交換サービス」をオススメします。

自動交換サービスは事前に手続きをしていれば、マイレージが一定に達したところで自動的に還元してくれるサービスです。

ポイントの付与率や自動交換の金額は各高速道路会社によって異なります。

また、平日朝夕割引や休日割引などのETCそのものの割引と併用が可能です。

よくあるマイレージサービスのQ&A

ポイントが付与されていない時がある

⇒マイレージサービスに未登録であったり、マイレージサービスの還元額を使った走行分には付与されません。

また、翌月20日のポイント付与前の走行分はポイントを確認することができません。

ETC専用レーンを通らないとマイレージポイントは付かないのか

⇒ETCが未整備の料金所や、工事などでETCが利用できない料金所を通過しなけらばならないこともあります。

その場合は料金所でマイレージサービスに登録されたETCカードで支払いを行えば、ポイントは付与されます。

ポイントの有効期限はあるのか

⇒毎年度末である3/31が期限となります。

2月走行分のポイント付与は3/20のため3/31までに使い切らねばなりません。

持ち越せないので注意しましょう。

ETCカードは複数所持した方がよい?

ETCカードの割引制度として、通勤割引制度がかつて存在していました。

そのため、ETCカードを2枚持ちするドライバーが多く存在していました。

通勤割引が廃止となった背景

通勤割引とは、6:00~9:00、17:00~20:00の通勤ラッシュと被る時間帯に道路料金を大幅に割引するサービスです。

1枚のETCカードにつき1日最大100キロが限度だったため、長距離ドライバーなどの仕事に従事している人などはETCカードを複数枚持つことがオススメとされてきました。

ETCカードを複数枚持てば、100キロ地点で高速を降り精算し、再度高速に乗る際に別のETCカードで入場すれば新たに割引が適用となるため200キロ分割引が適用になることになります。

また通勤割引は通勤目的の車両だけではなく全車両に適用されていたため、見直しが必要とされ2014年で終了となりました。

それでも2枚持ちがおトクな理由

通勤割引は消滅しましたが、その代わりにできた制度が平日朝夕割引です。

時間帯は同じですが平日に限られており、1か月の走行回数に応じて100キロまでの間で最大50%の割引が受けられるサービスです(4回までは割引なし、5~9回は30%、10回以上は50%)。

10回までの制限があるため、これについてもETCカードを2枚持ちして割引を受けることができます。

平日朝夕割引は「ETCマイレージサービス」限定のサービスのため、マイレージサービスに登録が必要です。

実際に割り引かれた分は現金ではなく、マイレージとして還元され次回の道路料金の割引として反映されます。

マイレージサービスには2枚目のETCカードを追加登録できるため、2枚持ちすることが可能というわけです。

ただし、マイレージは合算されないため注意しましょう。

また、利用照会サービスを利用する際、2枚目のカードは追加ではなく新規登録する必要があるので若干煩雑かもしれません。

複数枚のETCカードを持つメリット

平日朝夕割引の他にもメリットはたくさんあります。

例えば、メインのカードを忘れて出かけてしまったり、万が一有効期限切れであったとしても、2枚目を持っていればスペアとしてETC割引やマイレージの優待があります。

さらに別々のカード会社で発行したETCカードであれば、それぞれの会社に応じたポイントや優待を受けることができます。

カードの組み合わせは無限ですが、同じ会社で2枚発行できるかはカード会社により異なります。

ETCカードのお得な使い方 割引料金編

ETCカードは高速道路の走行料金が割安になるだけでなく、使い方によってはさまざまな場面でサービスを受けることができます。

自分の持っているETCカードがどのような優待や割引があるのかを確認して有効利用しましょう。

ETCカードの割引・優待

ETCカードを所持しているだけで受けることができるサービスは、曜日や時間帯による道路料金の割引が主なものになります。

平日朝夕割引や深夜割引は、仕事で高速を頻繁に使うドライバーにとっては必須といえるでしょう。

また、休日は遠出や旅行で高速を使ってもらうよう休日割引もあります。

またETCカードを発行した会社で受けられるETCカードの特典もあります。

会社ごとに特典は異なりますが、商業系(デパートやスーパー)のETCカードは高速料金や普段の買い物で使用した金額が所定のポイントとして貯まり、次回のショッピングに充当することができます。

ガソリンスタンド系のETCカードだとガソリン代が割引になるところも多いです。

事情でクレジットなしのETCパーソナルカードを使っている人もいますが、クレジッカードが作れるのであれば特典を多く受けられるためクレジット機能があるETCカードを作った方がおトクです。

障がい者割引について

また、身体障がい者についても高速道路を走行する際には50%以下で割引が適用される制度があります。

対象となるのは身体障がい者本人が運転する場合はもちろんですが、「重度の障がいで運転するのが困難な人を同乗させ、障がい者本人以外が運転する」ケースもあてはまります。

障がい者割引ためには、所定の手続きが必ず必要となります。

障がい者割引の手続き

手続きの窓口は各市町村の福祉担当となります。

必要な書類は、身体障害者手帳・自動車検査証・運転免許証(本人が運転する場合)・委任状(代理人請求の場合)です。

また、ETCカードを使用する場合は本人名義のETCカードとセットアップを証明する書類が必要となります。

障がい者割引は1台の車につき1人の障がい者(同乗者)と決められているため、ETCカードもまたその車にセットアップされたものに限るためです。

障がい者割引には有効期限があるため、継続して割引を受けるためには更新が必要です。

更新の申請は2か月前から行うことができ、手続きの時と同じ地区町村の福祉窓口です。

車が変わった場合なども変更申請が必ず必要となるので注意しましょう。